「鳴き砂は砂の表面がキレイでつるつるしているため、砂がこすれあってキュッ、キュッという音がでる。普通の砂でも水とともに円筒に入れ横にして800時間も回転させると、鳴き砂になる。これをヒントに、社運を賭けてまったく新しい砂の洗浄方式を開発した」と、日本原料の齋藤安弘社長はシフォン式と名付けたこの洗浄の原理を分かりやすく説明する。つまり、砂と砂とが互いにぶつかり合いながら動けば、汚れが取れて川底の砂のように蘇るというわけだ。
どうしてこういう微妙な洗い方をしなければならないのか。それは、砂は、強く洗うと砂が割れてしまうからだ。精密なろ過には砂の大きさを直径0.6mmなどで揃えることが必要となっている。これが割れて直径0.3mm以下になるとリサイクル(再生)利用はできない。
この、割らずに表面についた汚れを落とすには、どうしても「お米を研ぐような」動きが必要になるのだ。それをヒントとして同社は三次元的な渦流をつくり出し、効率的なもみ洗いを行える機構「シフォン洗浄」を開発した。 |