「最近納入した東京の300tサイズの温水プールでは、節約できた水道代とガス代は年間113万円、別の12tサイズが二つの大型浴場でもほぼ同額の113万円節約できました」と、ショウエイの辻永社長は、同システム導入の効果を具体的に示す。
温水プールや浴場などには必ずといっていいほどろ過装置が取り付けられている。水道代が高額であり、温水化のガス代などのエネルギーコストがバカにならないため、循環ろ過しながら水を使いまわしている。
ところがこのろ過装置の汚れは予想以上に急ピッチで進む。例えば、一般家庭用の風呂では4〜5人が入るとそのお湯は、公衆浴場であれば許可されないほどの濁度になってしまう。プールや温泉も同様に汚れているが、常時循環ろ過されているため気がつかないだけという状況にあるという。これだけの汚れをろ過するには、ろ過機本体を定期的に洗浄(逆洗浄)することが欠かせない。それが「疾風」で、ろ過装置のための洗浄システム。ろ過機に接続、逆洗浄時だけ専用の水路を作り、装置内を洗浄する。
通常は、逆洗浄した水は、ほとんどそのまま捨ててしまうが、「疾風」はこの排水を再利用するのも特徴である。この結果、水道代と加熱コストとが節約でき、冒頭のような効果が出るわけだ。ちなみに逆洗浄の頻度は、温水プールの場合週2回で、1回に10分程度、浴場の場合は毎日で5分程度実施する。 |