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認定製品〈第2回認定〉
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湿式プラスチックス処理油化装置 湿式プラスチックス処理油化装置
廃プラスチックスの処理は大きな社会問題となっており、マテリアルリサイクルはこれからの環境問題を考える場合、必須の課題である。安全かつ安定的湿式プロセスによるプラスチックス処理を行いかつ生成油を得ることができる装置
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廃プラスチックス処理への挑戦

「わが国でプラスチックスは年間約1500万トン生産されています。一方で年間約1000万トンのプラスチックスが廃棄物となって処理されています。そのうち、マテリアルリサイクルされている廃プラスチックスは140万トンにしか過ぎません。他は、埋立てられたり、単純焼却されています。皆さんご存じのようにプラスチックスは土にはかえりません。また、低温で焼却すればダイオキシンが発生します。これからの循環型社会では、いかにリサイクルシステムを社会につくっていくかが問われています。」こと小山社長は熱く語る。小山社長は、石油関連大手企業に勤めていたが、35歳で脱サラ独立し、現在の会社を立ち上げた。よって、石油精製等のプラントに関しては、長い経験をもっている。小山社長の目からは、既存の廃プラスチックスの油化処理装置は不十分なものに見えていたようである。そこに取引先会社の関係者から相談を受け、「廃プラスチックス発生量の多さと問題の大きさを知り、廃プラスチックスを再利用できる装置の開発に着手しました。」と語る。

安全・安心装置の開発

「世の中にはいくつかのプラスチックス油化装置がありますが、これらはほとんどが乾式構造と呼ばれるもので、ガス化現象が生じるためその際爆発などの危険性があります。そこで、従来とは違う湿式構造の処理方法を選択採用することで安全な装置の開発を行いました。このシステムは、現在特許出願申請しています。」とその大きな特徴を語る。湿式とは、廃プラスチックスを溶媒油(鉱物油)を媒体として、熱風で加熱溶融する方法である。このアイディアは、かつての石油プラント設備を手掛けたときの経験が生きたという。
もう一つの特徴は、温度を段階的に上昇させていくことにあるという。溶融温度がゆっくり上がることで、溶媒油と廃プラスチックスの浸透性が著しく向上し、なおかつ常圧で行われるため安全性と安定性とを実現することが可能となった。もう一つ重要な点は、ほとんどのプラスチックスを処理できることである。PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PS(ポリスチレン)、PU(ポリウレタン)である。ただ、PVC(塩化ビニル樹脂)は基本的にほとんど処理ができない。現在、PVC処理も行える装置の開発を進めている段階にあるという。
これらプラスチックス処理過程で、再生油が発生し、その質は実験実証の段階での分析結果から、現状のJISが石油規格に規定されている軽油〜A重油に相当するものとなっている。ただ、ここから発生する再生油(生成油)には、JIS規格のように規定された規格が無いために容易に販売することができないのが現状であるので、現在のところ発生する再生油は、自家消費として利用することとなる。生成油の規格化が大きな課題となっている。

環境問題解決のビジネスモデル構築ヘ

プラスチックス処理油化装置の処理フローは比較的単純である。最初に原料の収集がある。装置を購入するには5〜6トン/日のプラスチックス原料が発生することが経済的目安になる。第二段階として予熱処理された溶媒油を混ぜ溶融処理を段階的に温度を上げて行う。溶融後に溶媒油は回収され再利用される。第三段階で、溶融液は、さらに精留処理を行って油蒸気となり、その後に冷却することで生成油が得られる。このような過程で、プラスチックスは生成油となることでマテリアルリサイクルが可能となる。一つの例として、640s/日の廃プラスチックスを処理すると、416s/日の生成油ができ、128s/日の産業廃棄物が発生する。なお、生産される生成油の内70s/日は、装置の加熱用燃料として利用されることとなる。よって、残りの346s/日は、プラスチックスを生産した工場での燃料として還元されることとなり、リサイクルができあがる。
「当社の事業は、プラントの設計や環境コンサルタントであるが、環境問題やエネルギー問題を解決していく、ビジネスモデルを構築することで、これらの問題解決を図っていくビジネスにしていきたいです。」と次のステップヘの視点は出来上がっている。

認定委員の評価
・技術的差別化された製品
・今後のリサイクル社会に貢献できる製品
・独自技術を活かした製品
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