川崎ものづくりブランド
HOME 製品に関するお問い合わせ プレスリリース 認定製品 認定申込 川崎ものづくりブランド推進協議会
認定製品〈第3回認定〉
 認定製品第3回認定 > 【ミューフィット】 ミューフィットジャパン |
> 【DVRセキュリティーシステム】 エコトロジャパン |
> 【FPP03-13】 神津精機 | 【減塩モニタ】 河野エムイー研究所 |
> 【リアヴューモニター】 日本ヴューテック | 【Mobile Water】 日本ベーシック |
> 【PS-2021】 ポーレック | 【CCFLレーザー溶接装置】 メカトロジャパン |
Mobile Water Mobile Water
自転車を漕ぐだけで、毎分6リットルの無菌で安全な飲料水を造りだす。
浄水フィルターは、ハイブリッド活性炭フィルターと中空糸膜フィルターを搭載
会社概要はこちら
阪神淡路大震災から

 日本ベーシック株式会社は、2005年創業の新しい会社である。勝浦雄一社長は、三菱レイヨンに長く勤め、主に「クリンスイ」という浄水器の事業にたずさわってきた。家庭用の浄水器は、もともと飲める水をより美味しい水にすることを目的としている。1995年1月17日「阪神淡路大震災」が起きた。破裂する水道管から道路に水が溢れて飲み水が確保できないという映像が流れていた。また、アフリカでは水が汚く、毎年水からの感染症で数百万人の子供が死んでいっているという事実を知ることとなる。家庭用浄水器の事業をしながら、どうしたら安全な水が確保できるかということが頭から離れなくなっていた。災害時やアフリカでは電力やガソリンが容易に手に入らないならば、人力=手動で近いところの水を飲料水に変える方法が必要になると思いついた。自転車に搭載することで、水のある場所に移動して、自転車の力で水を汲み上げ、浄化することが出来るというアイディアが浮かんできた。アイディアをじっくり醸成した後、34年勤めた会社を辞してアイディアを実現させるべく日本ベーシックを立ち上げるにはそれなりの勇気が必要であった。時に防災への関心が高く、大きな震災がいつ来るかわからない状況で、行政、町内会、マンション管理組合、病院などのコミュニティは自力で飲料水を確保できることの大切さを知り、モバイルウォーターの簡便性、利便性、機動性に対して高い評価を与えている。

震災直後の3日は自力での水の確保が必要
 政府の中央防災会議では、首都圏直下型地震や東海・東南海地震に備えるため大綱案骨子をまとめているが、その中に「家庭も3日分の水と食糧の備蓄を」と謳っている。阪神淡路大震災の教訓からも震災直後の3日間はそれぞれが「自力」で生き延びなければならない。個人で備蓄する方法もあるが、地域として対応することが大切なことは、阪神淡路大震災でも明らかであり、地域としての飲料水確保が緊急課題となっている。その際の水源として考えられるのが、以下の施設である。
● マンションやビルの防火水槽や受水槽
● 井戸
● 学校などのプール
● 河川や沢
● 池や泉(魚が生息しているという条件付き)
まずは、自転車(モバイルウォーター)で水源まで乗りつける。ホースを水源に降ろし、ポンプ収納部にあるクラッチを「走行モード」から「浄水モード」に切り替える。そこで、自転車ペダルを漕ぐとポンプが駆動して水源から揚水がはじまる。水は3段階のフィルターで浄化され完全除菌され、塩素殺菌されて安全な飲料水となり、1分間に6リットルの飲料水を造ることが出来る。
ここで使用されるフィルターは、最初が「プレフィルター」でゴミや異物を除去する。第2段階で「ハイブリッド活性炭フィルター」で臭気、色を除去する、第3段階で「中空糸膜フィルター」により細菌や鉄錆などの微細な微粒子を除去する。性能的にはこの段階で十分に飲料水として利用できるが、水道水と同じように塩素殺菌を行うこととなる。
アフリカの子供達を救いたい

 「水ビジネス」は、世界で注目されている。一説では、将来(2025年)には自動車関連産業と同規模の100兆円ビジネスになるとも言われている。モバイルウォーターは、基本的に単純な構造であり、特殊なエネルギーも使わず、フィルター以外は、どこの国でも生産することが出来る部品である。日本国内では震災にむけての製品となるが、世界に向けてはビッグな「水ビジネス」への参入を目論んでいる。すでに、モザンビーク共和国、モロッコ共和国などから現地生産の打診も入っている。現地の人達が自分達で作り、直し、利用できることで、現地の産業をつくり、現地の社会福祉(この場合は、水で亡くなる300万人ともいわれる子供達の命を救うこと)に貢献できることが、本製品の大きな目標となる。勝浦社長の夢は大きく広がっている。川崎のブランドが世界の子供達の命を救うことができる製品として期待したい製品である。

認定委員の評価
○ 災害時のライフラインの確保に効果が期待できる。
○ 電気やガソリンが無くても、低コストで飲料水の確保ができる。
○ ODAへの用途など、将来性がある。
○ 自転車一体型はユニークであり、これまでにない新しい観点からの製品である。
会社概要はこちら
| 戻る |
ニュースバックナンバー リンク集 プライバシーポリシー お問い合わせ サイトマップ
 Copyright(C) KAWASAKI MONODUKURI BRAND.All Rights Reserved.