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認定製品〈第3回認定〉
 認定製品第3回認定 > 【ミューフィット】 ミューフィットジャパン |
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FPP03-13 FPP03-13
微小で精密な光学部品や機械部品を組み立てる際の精密位置決めを行う精密機械装置
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世界の最先端研究を支える技術

 神津精機は、戦後間もなくトランシットなどの精密機器の修理業としてスタートした。その後、自動車ランプ類の検査装置の製造販売を行い、さらにレーザー光学機器全般の製造販売まで広がっていった。その間に技術的蓄積ができ、1975年に田無の原子核物理研究所に日本初の放射光専用分光器を納入した。これが、神津精機の一つの柱である「オーダーメイドによる精密機器」のうちの「実験・研究用精密機器」の始まりとなった。その後も、文部省高エネルギー物理学研究所に2結晶分光器の納入(1983年)、以後2結晶分光器を、米国ブルックヘブン国立研究所、米国アルゴンヌ国立研究所、欧州連合放射光研究所、兵庫県のSpring-8への納入と続いた。その結果、2結晶X線分光器の世界では世界一のシェアを誇るまでになった。2006年には米国連邦航空宇宙局(NASA)の研究所に汎用X線回析システムを納入している。この技術力を活かして、様々な産業分野の要請に応えて産業用精密機器の製造販売を行っている。特に、最新デバイスの組立調整装置や、微細な技術が要求される測定装置などの製品がつくられている。このように特殊な分野でのトップランナーとして地道に着実に技術力を伸ばしている。

培われた技術から生まれた精密位置決めステージ
 実験・研究用精密機器及び産業用精密機器で培われた技術を活かして神津精機のもう一つの柱である「量産体制で製造する汎用精密位置決めステージ(モンブランシリーズ)」がある。この位置決め装置の心臓部になるのが「精密ポジショナーFPP03-13」である。FPP03は高分解能が要求される光デバイス組立調芯装置のために開発された駆動機構である。独自の内部機構により、従来のマイクロメータでは困難であったサブミクロンの位置決めを行うことができる製品である。そもそもこの製品の開発は、光ファイバー業界から「既存のマイクロメータより感度の高い製品が欲しい。」という依頼から始まっている。開発は当然困難を極めた。サブミクロンの微調整を誰でも簡単にできることが条件となる。この困難を打開したアイディアは、送りネジ&レバー方式を応用する事であった。調整は2段階(粗い調整と微細な調整)が出来る様になっていて、粗動は送りネジ方式で1回転0.5mm、微動は送りネジ&レバー方式を使い、1回転25マイクロメートル。この機構(マイクロメータヘッド)は、平成16年度の第30回発明大賞(財団法人発明振興協会、日刊工業新聞社の共催)で池本発明功労賞を受賞した。この高分解機能精密ポジショナーが装備された位置決めステージがシリーズ化されて幅広く販売されている。まさに、オーダーメイドの技術力が汎用製品シリーズに展開された製品であるといえる。
開発人の裏には人あり

 「わが社には天才的技術者というか発明家がいるんです。もう定年退職していますが、今でも毎日出勤しています。」神津博行社長は、髭をたくわえた温厚な表情で穏やかに話す。「天才的な人というのは、変わっているんですが本当にすごいですね。」神津精機が、世界的評価をうけているのは、この天才的技術者が今でも居られる環境をもっているからではないだろうか。若手の技術者が壁にあたって思考が袋小路に入り込んでいると、この天才のところに相談に行くという。しばらくすると、全く違う視点からアドバイスが飛んでくる。ちょっとした一言がブレイクスルーすることはよくあることである。では、若い人にその方の持っているものが伝承されるといいですねと問いかけてみた。神津社長は、「わたくしも、最初はそうしようといろいろやってみたのですが、難しいものです。やはり天才たるゆえんですかね。」と今では無理をせずに自由にやることにしたという。神津精機には、世界から難しいスペックの要請が飛び込んでくる。無理難題な要求があるという。それに一つ一つ対応するためには、いつも新しいアイディアと発想とひらめき、そして蓄積したノウハウ、それらを試行錯誤する姿勢が求められている。この環境だからこそ生まれた製品が「高分解機能精密ポジショナー」である。 

認定委員の評価
○ 梃子の原理を利用した独自の駆動機構で性能を向上させている。
○ ものづくりの基礎部分に関わる高性能な商品で他分野のものづくりを支えている。
○ 生産品質管理力が高い。
○ 明らかな精度と使い勝手の向上で同種の製品と差別化している。
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