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電子デバイスの高密度化・高速化にともなう |
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我々の生活の中で電池が様々な形で利用されているが、電池の歴史は意外と古く、紀元前250年のものがメソポタミアで発見されている。原理はその時以来変わらず、金属のイオン化列の特性を使って電子の移動を利用している。ここ数年、二次電池(充電し繰返し利用可能)の開発が進んでいる。従来は自動車のバッテリーで使われている負極に鉛、正極に二酸化鉛、電解液に希硫酸のものが知られているが、その他にニッケル-カドミウム、ニッケル-水素、最近の携帯電話で使われるリチウムイオン電池がある。リチウムイオン電池においても正極活物質において、携帯電話などはコバルト酸リチウムが使われている。その他、ニッケル酸リチウム、マンガン酸リチウム、三元系リチウム酸化物などがあるが、エリーパワー社は、リン酸鉄リチウムを使っている。この材料は、資源量が豊富なため低コスト化を図ることができる。さらに充放電比が高い高品質、釘を刺しても安全な高い安全性、鉛電池に比べ体積・質量ともに1/3の小型軽量化、材料に希少材料を使わず入手安定材料による低コスト、直列・並列に電池を組み合わせることで大型化を実現している。大型リチウムイオン電池の製造を行っているメーカーは国内外にあるが、電力貯蔵用に特化している専業メーカーはエリーパワー社が唯一である。
石油・石炭等による石化エネルギー利用から低炭素型社会づくりに向かうにあたり、太陽エネルギー、風力エネルギーなどの自然エネルギー開発が注目されている。これら自然エネルギーの特徴としてエネルギー変換において変動が大きく、特に発電においては定電流化を図るため、蓄電による安定的電力供給システムを構築する必要がある。そこで、自然エネルギーを本格的に利用するためには、大型の二次電池による蓄エネルギー技術が不可欠となる。さらに、防災電源、バックアップ電源、無電化地域の電源などの用途での利用が可能となる。
リチウムイオン電池の普及の課題の一つにコストがあげられる。一般にリチウムイオン電池は高効率であるが、高価格である。製造工程でなるべく人の手をかけないことで、品質および生産の向上をはかっている。川崎市川崎区水江町に量産工場が建設し2010年4月から年間20万セル工場が稼働し年産120万セルの規模まで拡大する予定となっている。新しいエネルギー時代を拓く生産拠点が生まれることとなる。
認定委員の評価
○ 環境対応面でも優れた製品である
○ リン酸鉄リチウムイオン電池としては世界初
○ 環境先進都市川崎のシンボル
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