竹材を利用した樹脂には抗菌作用があり、家庭用品などへの利用に最適 |
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ユニオン社が開発したユニペレは、竹や麦の粉を主減料、ポリオフィン系プラスチックをバインダーとして射出成形加工可能な樹脂である。竹や麦は昔から抗菌性があることで知られており、特に竹の皮がお弁当の包みに利用されていたのは有名である。ユニペレも、抗菌性を保持しており、抗菌力検査(日本食品分析センター、神奈川県産業技術センターの検査)で、その抗菌性が実証されている。また、竹は有機素材であり燃やしても有毒ガスは発生せず、燃焼カロリーも6,900Kcal程度と木材並に低く環境にやさしい新しい樹脂である。
現在、このユニペレを使った製品として、エコ箸、エコ箸ケース、エコ花立て、エコフェンス、エコ団扇等がある。エコ箸は、抗菌性があること、食品衛生法の基準をクリアしている事などから、複数の企業の社員用のマイ箸に採用されており、また、お土産品としてエコ箸が人気を集めている。抗菌性があることから、家庭用の水回り製品として、食器トレーや石けんトレーなども注目され、最近では海外からも注目を集めてきている。さらに、これらのユニペレを原料としたシートの開発にも成功している。シート化したことにより、真空成形も可能となり、本材料の抗菌性を活かした食品トレーや食品包装の製品化にむけて開発が進められている。
ユニペレの抗菌性と天然材料、エコロジー性に注目して、いくつかの製品開発の協同プロジェクトが生まれている。その一つが、「子供にとって安全、安心」な製品開発である。これは子供をもつ母親、女性デザイナー、商品開発プロデューサなどにより、「幼児用食器」の開発で、タクレムを素材としたランチボックスである。母親たちの提案や意見が盛り込まれた抗菌性の食器として試作を終えている。ランチボックスにエコ箸をセットとすることでエコ+抗菌+家族安心な製品が生まれる。この例は、これは新しい製品開発の一つの方法となるであろう。消費者側からのニーズ提案によって生産者側が材料や技術を提供して協同で製品開発から販売までを一貫して行なっていく方法である。この幼児用食器においても、市販も行なうが、むしろ、消費者のネットワークを通じての販売が期待できる。それは、ユニペレという「エコ+抗菌+自然素材」という特性がベースになっている。素材が、製品開発のイマジネーションを生んでいる。
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