川崎ものづくりブランド
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認定製品〈第10回認定〉
認定製品第10回認定 【金胎麗漆】有限会社相和シボリ工業 | 【トグル制震装置】株式会社E&CS |
【CATOXシリーズ】株式会社キャトックス | 【クイックナップ】株式会社サンナイオートメーション |
【NISSEI・マイクロ5AX】有限会社日成工業 | 【“省金”めっき技術】AI TECHNOLOGY株式会社 |
【エレクトライク】株式会社日本エレクトライク | 【VF-DVR-001】株式会社日本ヴューテック |
【VOXELAN】株式会社浜野エンジニアリング | 【エコスペーサー】株式会社廣杉計器 |
【Model PMA100】美和電気株式会社

金胎麗漆

 

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金胎麗漆

職人技で多様な絞り加工に対応

金胎麗漆ヘラ絞りとは、職人が繊細な感覚を頼りにヘラを操り、回転する1枚の金属板から滑らかな形を紡ぎ出す加工方法である。金属の硬さなどの特性によって力加減が異なることから、特定の金属のみを扱う企業が多いが、有限会社相和シボリ工業は、“どんな金属でもこなす”ことを強みに、アルミ、ステンレス、鉄、真鍮、銅、モリブデン、タングステン、インコネル、タンタルなど多くの金属で加工実績を上げてきた。
 同社の大浪忠社長は、ヘラ絞り一筋に50年以上も技術を研鑽してきた熟練職人である。1982年の同社設立以来、妻の美津江氏と夫唱婦随で、横浜スタジアムのナイター照明の反射笠などの難しい仕事をこなしてきた。
 「相手と和を保って仕事する」ことを社名の由来にしているように、浮利を追わない誠実な仕事ぶりも、同社が客先から高い評価を得ている理由であろう。


デザイナーと組んで、初の自社製品開発に挑む

受注加工を主としてきた同社であったが、2011年、デザイナーとタッグを組んで初の自社製品開発に挑む。ヘラ絞りによるステンレス製タンブラーである。
 「はじめは、デザイン性よりも、加工しやすさを優先した形状を考えていた」と話す工場長の友和氏だが、デザイナーが描く美しいデザインを目の当たりにして、「何とか形にしたい」と職人魂が揺り動かされる。ヘラ目と呼ばれる絞り特有のスジをつけない加工方法を探るなど、改良を重ねた結果、「ヘラ絞りを知っている人なら、スゴイと思ってくれるはず」という、絞りが深く、曲線が連なる美しいタンブラーが誕生した。
 このタンブラーは予想以上に好評を博したが、更に高い付加価値を求めるうちに、ステンレスと漆工芸という、異色とも言えるコラボレーションの可能性を探ることになる。
 漆の塗布は当初、タンブラーの底の傷を覆うためだったが、試しに外面にも漆を塗ってみたところ、ステンレスの光沢と漆の艶がマッチし、木製の漆製品とは一味違う、独特の輝きを放つことが判明した。この偶然の発見から「金胎麗漆(きんたいれいうるし)」が誕生した。木製と異なり、湿度による割れが生じないことや、漆の抗菌作用など、ステンレスと漆の長所を併せ持つことも特徴である。


製品バリエーションも豊富で、贈答用に最適

「金胎麗漆」は製品バリエーションも豊富である。オーソドックスな「溜塗(ためぬり)」は、ステンレスだけでは出せない漆独特の艶や見え方の変化などが魅力である。ほかにも、漆の多面的な魅力を引き出す製品として、炭粉をまぶす「炭粉蒔(すみこまき)」や貝をあしらった「螺鈿(らでん)」などがある。形状も多彩で、通常の形のほか、ぐいのみ型、ロックグラス型が選択可能である。また、手描きによる漆の名入れや、新たに導入したレーザーによる名入れ、ロゴ、メッセージ等のマーキングも可能である。多彩なラインナップで、主に企業や個人の贈答用として、販売実績を重ねている。
 ヘラ絞り技術による繊細で美しいフォルムを持つステンレスと、その曲線を引き立てる輝きを放つ漆が「和を保つ」ことで生まれた「金胎麗漆」は、その深い輝きで、手にする人の心を和ませていく。



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