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認定製品〈第10回認定〉
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【NISSEI・マイクロ5AX】有限会社日成工業 | 【“省金”めっき技術】AI TECHNOLOGY株式会社 |
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トグル制震装置

 

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トグル制震装置

地震のエネルギーを吸収制御する技術

トグル制震装置トグル制震装置は、建物に伝わってきた地震エネルギーを、建物に取り付けられた制震装置によって吸収し、制御する制震工法の装置の1つだ。地震の揺れを軽減し、建物の変形を防ぎ、損傷を小さくする働きをする。
 同社は、トグル機構を用いた制震装置を中心に耐震改修工事に関連する製品を製造・販売している。
 1995年の阪神・淡路大震災を引き起こした兵庫県南部地震は、建築構造物に多大な被害を生じさせた。当時の悲惨な災害を目の当たりにし、構造物を壊さない損傷させないという強い思いのもと、同社は日本大学元教授の石丸辰治氏と共同で、地震のエネルギーを吸収制御する技術であるトグル制震装置を開発した。
 1981年に導入された、建築基準法の「新耐震基準」の適用以前に建築された建物は、震度6強程度の大地震に対して崩壊の危険性が高く、1995年施行の「建築物の耐震改修の促進に関する法律」の制定を契機に、既存建物の耐震改修・補強が全国的に行われている。そのような状況において、様々な耐震改修法の中で、同社のトグル制震装置を用いた制震構法は、高効率かつコストパフォーマンスに優れた耐震ソリューションとして注目を集めている。


テコの原理を応用した仕組のトグル機構

トグル(Toggle)とは英語で「テコ」を意味する。トグル制震装置は、2本の腕を用いたテコの原理を応用した仕組を持つトグル機構により、1本のオイルダンパーで地震エネルギーを効率よく吸収する。このオイルダンパーは、衝撃を吸収するショックアブソーバーとして自動車や鉄道車両など身近なものに使われており、また、大きな負荷がかかる2本の腕の回転支承部には強度に優れた鍛造品を使用している。
 トグル制震装置を用いた耐震補強の特徴は、建物そのものを強固にする強度型の耐震補強に比べると、補強箇所数を5割から7割程度に減らすことが出来る為、工事範囲が減少し、工期も短くなる点にある。また、建物の下層部に地震エネルギーを吸収する免震装置を取り付ける方法と比べると、コストを3分の1から2分の1に低減できるとともに、オイルダンパーは性能劣化しないため、繰り返し起こる余震に対して半永久的に効果を発揮することができる。さらには、建物に合わせた設計や色合いに対応でき、神奈川県内の小学校の耐震補強工事に採用された「色鉛筆トグル」は、キッズデザイン協議会のキッズデザイン賞を受賞した。


東北地方太平洋沖地震の被害を大幅に軽減

2011年3月に東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震の際は、同社のトグル制震装置を用いて耐震補強した仙台市役所の庁舎では、地震の揺れが最大で3分の1程度に低減したことが設置の地震計の記録から分かった。実際に、庁舎内においてはキャビネット等の倒壊や破損がほとんどないなど被害を大幅に軽減したことで、市役所の業務体制の迅速な復旧に大きく貢献した。また、同社のトグル制震装置を導入しているミューザ川崎の高層棟においても、東北地方太平洋沖地震の際に生じた震度5弱の強い揺れに対して大きな制震効果を発揮した。
 同社のトグル制震装置の販売実績は5046基(平成26年1月現在)であり、制震工法を用いた耐震改修工事の国内市場シェアの60%を占めている。今後は、緊急輸送道路沿い建物、集合住宅、強度型での補強が難しい建物、病院、店舗、旅館等の不特定多数の方が利用する建築物への導入に積極的に取り組み、地震被害の軽減を通じて、安全・安心なまちづくりにさらなる貢献をしていく。



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