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認定製品〈第10回認定〉
認定製品第10回認定 【金胎麗漆】有限会社相和シボリ工業 | 【トグル制震装置】株式会社E&CS |
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【NISSEI・マイクロ5AX】有限会社日成工業 | 【“省金”めっき技術】AI TECHNOLOGY株式会社 |
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【VOXELAN】株式会社浜野エンジニアリング | 【エコスペーサー】株式会社廣杉計器 |
【Model PMA100】美和電気株式会社

金胎麗漆

 

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NISSEI・マイクロ5AX

精密で難しい工業製品・部品の試作品にチャレンジ

NISSEI・マイクロ5AX有限会社日成工業は、「切削加工の限界に挑戦」というキャッチフレーズのもと、切削加工による、精密な工業製品・部品の試作を中心に手掛けてきた。
 同社は、切削加工のうち、特に樹脂切削の微細・複合加工技術を得意としている。樹脂の切削加工は、刃物との摩擦でワーク(被削物)の温度が上昇し、変形が起きやすい、また、剛性が低いためクランプ(ワークの固定)が難しい。特に、耐熱温度350℃以上のスーパーエンジニアリングプラスチックと呼ばれる新材料は、高価なうえに、加工が困難とされている。 しかし同社は、新材料の精密切削加工など、他社が敬遠する困難な試作オファーに果敢に挑戦し、形にできることを実証することで、様々な新製品開発を支えてきた。


薄肉、微細スリット、微細孔、微細スクリューなどを切削加工する技術

同社が蓄積してきた樹脂切削の要素技術とノウハウが結集したものが、樹脂切削の微細・複合加工技術「NISSEI・マイクロ5AX」である。
 「NISSEI・マイクロ5AX」は、マシニングセンタ(工具の自動取替が可能なコンピュータ制御の工作機械)の中でも、同時5軸と呼ばれる複雑な動きができる機械を駆使し、難形状の微細部品を試作する加工技術の総称である。
 具体的には、
(1)厚み0.15mm±0.03mmの薄い壁のような形状を削り出す 「薄肉形状」
(2)間隔が0.15±0.02mmの櫛目状の隙間を刃物で削り出す 「微細スリット(隙間)」
(3)穴径φ0.07±0.005mmで深さ0.8mmの穴をあける 「小径穴あけ」
(4)φ5程度のスクリュー加工や歯切り加工による 「微細なスクリュー・歯車」
などがある。
 これらの加工を一般的な方法で行った場合、直径0.1mm以下の極細の刃物で、硬い材料を削ることから、刃物の折損のリスクが高くなる。また、薄肉のワークは、刃物が接触することで起きる「びびり振動」の影響が無視できず、結果として、寸法精度が低減してしまう。「NISSEI・マイクロ5AX」はこれらの課題を解決する加工技術である。
 「NISSEI・マイクロ5AX」が確立するまでは、受注額以上の切削工具を折損してしまうなど、数多くの試行錯誤を重ねてきた。しかし、リスクをとってでも切削加工の限界に挑戦するという同社の企業理念はぶれることはなかった。そうして獲得した刃物選定、加工手順、クランプに関する長年のノウハウといった要素技術が高い次元で組み合わさり、「NISSEI・マイクロ5AX」として、同社の技術資産となっている。


機器開発現場の小型化・微細化要望に応える技術として高めていく

近年、自動車、電子製品、医療機器等における部品の小型化傾向は続き、同社にも難しい複合加工(穴あけと切削など複数の加工を組合せた加工)や微細加工の試作案件が多く寄せられている。例えば、国内大手の医療機器メーカーから寄せられた、MEMS(マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム)部品や、検査関連部品向け機能試作品(製品の要求特性が実現できるかを実寸などで試すための試作品)といった難しい試作要望にも対応している。
 このほかにも、バリやカエリなどの仕上がり不良が生じやすいガラス繊維が混入した材料の切削や、部品の一体化要望など、難しい試作案件は尽きることなく寄せられるが、同社はこれからも、困難な案件にも果敢に挑戦し、「NISSEI・マイクロ5AX」を更に強固な技術に高めていく。



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